サービス

『サービス』という言葉も、これ説明しようと思うとなかなかどうして難しくないですか?ちまたにあふれすぎていて、灯台もと暗しの単語です。こういうシンプルな言葉ほど奥が深いもので、突っ込み過ぎると自分の首を絞めることになるのであまり触れたくないのですが、最近洋服を買った時の店員さんの過剰なサービスで気になる事ひとつ。お会計したあと、そこで商品をくれずに「そこまでお持ちします」。え?なんで?なに?その丁寧な感じ?ここはブランドショップじゃないですよね?もっとカジュアルで入りやすいお店でしょ?…お陰でレジから店の入り口までの短い距離を歩くのが異常に恥ずかしかったです。サービスは相手を思ってするものと私は思いますが、過剰なものは時に人を不快な気分にもします。なぜ不快と感じるのかと言えば、相手がそれを求めてココに来ていないからです。相手が求めるもの、それを理解すれば必然的にサービスに繋がる。そこにいやらしい計算があったり、何も考えずにするサービスはサービスではありません。たんなるエゴです。サービスこそ人と人との間でのみ通用するもの。形式だけのマニュアル化されたサービスはなんの意味も成さない気がします。きっと多くの職業はサービスというコミニュケーション方法が必要不可欠でしょう。自分にとって必要なもの、相手にとって必要なもの、それを見極められなければ生きたサービスはうまれないと思います。なにか大きなものに動かされるのではなく、ちゃんと相手を見て自分なりのサービスをしたいものですね。

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當間里美 jazz dancer / tap dancer / choreographer

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