なんてこった・・・

えらいことになりおった…未だ姿を見せていない私の親知らず。私も知らず…なんてウマい語呂合わせをかましている場合では、どうやらなさそうだ。地中深く埋まっている私の親知らず。レントゲン写真を見て先生が一言。「むむ。これはデカイ……」その声のトーンの低さに雲行きが一気に怪しく。それもそのはず。レントゲンによりあらわになった私の下顎の一番端。そこにそいつは息を潜めていやがった。大きさ奥歯の約1.5倍。素人が見ても一目瞭然。その見事な貫禄にしばし言葉を失う。そして先生は説明を始めた。「まずコレを抜くにあたっては、まだ生えて来ていないため歯茎の切開をしますね。で、コレ、見たところによると相当大きいので、歯茎を切っただけでは抜けないかもしれません。ひょっとして顎の下に潜り込んでる場合が考えられますので、その場合は顎を若干削って取り出します。」え?え?今せんせい、何とおっしゃられました?ああああごをけず……え?「で、もうひとつ。下顎の所にね、前歯の方に向かって2本、大きな神経が通ってるんですよ。そいつとね、もしかして歯自体が接触してる場合があって、もしそうだった時に、この歯を抜いた事でその神経に支障をきたす場合が考えられるんですね。そうなると感覚麻痺が出て来ちゃうんですね。顎についたご飯粒に気がつかないとか…。」え?え?え?ごはんつぶ??「ただ今日のこのレントゲン写真は二次元でしか見る事が出来ないので、もしかして神経とは接触していないかもしれません。抜歯するにあたってより安全な方法を選ぶのであれば、CTを撮ってからの方が良いかもしれませんね。CT写真は三次元で見れますので。」なるほどレントゲンは二じげんで、CTは三じげんですね。2じげんはレントゲン3じげんはCT…と…。嗚呼ッ!! そこに感心してる場合ではなかった!! なんだなんだ。私にいったいどうしろというのだ。下顎…神経…ご飯粒…CT…。確かなのは、この厄介な代物がまぎれもなく私のものだということだけだ。そして後日CTを撮りに行く事になった。そうCTは三次元。今後どうするかはその写真を見てからまた相談して行きましょう、と。そして、「何かアレルギーとか薬に反応するとか、心配な事はありますか?」はぁ。以前、麻酔が効きすぎた事があってちょっと心配です。「なるほどそうですか。わかりました。もし抜歯するにあたって何かあった時はココでは直ちに対応出来ますのでね、どうか安心して下さいね。」そうですか。それは良かったです。だってココは大学病院ですものね。ああホッとしました。ほんとうによかった………って!何かあってからじゃ遅いのよーーーーーーーーッ(泣)

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當間里美 jazz dancer / tap dancer / choreographer

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