恵比寿駅にある、某大手コーヒーショップ。ここに私はいったいいくらつぎ込んだでしょうか?…って位の頻度でよく利用させてもらっている。お手軽でスピーディーなコノ手の他のコーヒーショップでも、私が注文するものはたいがい決まっている。コーヒーの匂いに誘われて、今日もアツアツが飲めるぞ♪とワクワクしながら店の自動ドアの前に立ち、そこで注文の品を頭の中でもう一度確認。そしてカウンターの前に立って小銭を出すと同時にこう言うんだ。『カフェラテのSを持ち帰りで』…よし。お会計まで店員との短いやり取りを済ませ、温かいカップを片手に外に出て美味しいカフェラテを頂く。この一連が、結構好き。が、がしかし、この恵比寿にある某コーヒーショップでそれは通用しない。今日もおいしいコーヒーを想像し、ドアを入り、カウンターの前に立ち、今まさに注文しようと息を吸ったその時、対面する店員の一言で私の楽しい時間はブチッと終わる。『店内でお召し上がりですか?』え?てててんない?お召し上がり?えーと、えーと、てんないのおめしはもちかえったちゅうもんで…アワワ…美味しい飲み物のネーミングが私の頭の大半を占めている中で、まさかそれをどこで飲むかを先に聞かれるなんて…。しかも当たり前だけど疑問形だってことが災いして余計に何と答えて良いか分からなくなってしまって、とりあえず『いいえ』と答えてみたものの、決まっていたはずのネーミングをもう一度メニューを見て確認、それを言ったら今度は、『サイズは真ん中のMでよろしいでしょうか?』え?Mなんて一言も言ってないよ?『いいえ。Sでお願いします。』そして疑問形は続く。『砂糖とミルクはお付けしますか?』『袋にはお入れしますか?』キャーなに?この質問攻め!私は早く美味しいカフェラテを外で飲みたいだけなのよー!!御陰で、カフェラテを受け取り外に出る頃には何故かぐったりしてしまう。だってこの質問攻めは毎回毎回なんだもの…。そうか…。これはこの店のこういうマニュアルなんだな?だってアノ店員もアノ店員もそうだものね!?フフン。こっちの気もしらないで、そんなマニュアルくそくらえだ。それからというもの、店に入りカウンターの前に立ったその一瞬にゴングが鳴り、どちらが先に声を発するかその一間を勝手に競うようになってしまった。結構本気。そして今日久しぶりに勝利を収め、受け取ったカップを片手に背中で言ってやったんだ。『ほら。スムースな買いっぷりでしょ?』来週もまた、私のバトルは続く。
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