8月に大切な親友が出産します。3月に行われた舞台にも大きいお腹を抱えて観に来てくれました。今日はそれ以来の再会。さらに大きくなったお腹。でも彼女の実に颯爽とした姿に思わず、『ほんとうに入ってる?』と聞いてしまいました。バスケットボール強に膨らんだお腹をずーっと触っていました。新米パパの気分です。名前ももう決まっているそうです。男の子です。よし。大きくなったら、結婚しようね。彼女とは、ずっと一緒に踊って来ました。仕事で出会ってからというもの彼女の不思議なオーラに引かれ、それからいっぱい一緒に踊りました。彼女は京都生まれで、時々出る京都弁が心地いい。旅が大好きで、外国もいっぱい行っています。育った環境も、踊りのルーツも全然違う彼女と私。二人で踊っていて、そんなバランスの違いを一番楽しんでいたのは、何を隠そう私たちでした。今日も久しぶりに中目黒から池尻まで二人でブラブラしました。彼女が手にするもの、彼女が見ているもの、彼女の歩調。なんだかとても心地よくて、自然で、嬉しかった。あぁ、だから一緒に踊ってたんだね、私達。そして、そんな彼女のお腹に今、もうひとつのいのちがあります。頭を下にして、じっとその時を待っています。今、彼女は一人だけど二人です。どんな気分なのでしょうか。私はそれが不思議で不思議で、そしてまた手を彼女のお腹にあててしまうのです。君はこのお腹に宿ることを知っていたのかい母が生まれた時から 知っていたのかい母の声が聞こえるかい母を愛する人の声が聞こえるかい幸せに満ちた母の顔が見えるかい母が君を導いたのかい君が母を導いたのかいそうか君はこのお腹に宿ることを知っていたんだねずっと前から 知っていたんだね長い長い眠りから覚めたら 言ってあげて『お母さん ぼくを生んでくれてありがとう』ってそしたら彼女はやさしくこう言うよ『生まれてきてくれて ほんとうにありがとう』ってね
0コメント