タップダンスには、『継承する』という考え方がハッキリあるようです。ほかのダンスのジャンルでこのような動きをみせるシーンはあまり出会ったことがありません。古きを知り、新しきを知る。素晴らしいことです。人はみんなゼロではありません。新しい発想も、なにもない所からは生まれません。この世のすべてのものが自分に影響を与え、教えてくれている。乱れた襟元をただしてくれる存在。そういった、人、物、事柄に対し心から敬意を称し感謝する。タップダンスが老若男女に愛される理由のひとつはココにあるのでしょうね。そしてこのタップで言う『継承』って意味は、まったくもってタップダンスだけに言えることではなくて、すべてにおいて共通すると思います。誰かの言葉を引用する時は、その人の言葉の意図を汲み取って、それからアナタ自身の言葉で語らなくちゃいけない。誰かの行動をマネする時は、喜びとともに苦しみがあったことを知った上で、アナタ自身が行動しなくちゃいけない。誰かのなにかを踊る時は、その『なにか』の意図をちゃんと感じて、アナタ自身が人前で踊らなくちゃいけない。持論。『継承』するものは形ではない。形はいつか消えてなくなる。何十年先も、何百年先も、残るものは『人の心。思い。』アナタというフィルターを通して、次に渡されるバトン。古きを知り、新しきを知る。・・・アナタもいつか、古き。アナタ=ワタシSimply full of・・・
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