私は『足音』に行けません。ず~っと行く事が出来ません。何故なら、自分のクラスがかぶっているからです。だから私が『足音』現れた時は、仕事がひとつ減っちゃった時です。頼むから別な曜日にしてくれと、オーガナイザー(浦上氏)に直談判してみましたが相手にされませんでした。当たり前です・・・・・ガックシ。そこの教えは、もうかれこれ10年くらいやってます。私が初めてレギュラーを持ったところです。その時住んでいた駅でたまたま見つけたスタジオに、プロフィールとビデオを持って道場破りしました。もちろんインストラクター募集なんて何処にも書いていませんでした。まだピチピチだった私。教えがやりたくてやりたくて仕様がなかったのです。その誠意が伝わったのか、そこのスタジオで外部のインストラクターは私が初だったようで・・・確か。それから十数年。プロになりたくて鼻息荒くしてるから別のスタジオに引っこ抜いちゃったヤツ。国家試験に受かって弁護士になったヤツ。結婚したヤツ。いろんなヤツがいました。そして今、クラスに来てくれている人達はみんな社会人です。十数年のうち約半分はメンツが変わってません。彼女達は、月曜日から金曜日朝早くから夜遅くまで働いて、木曜の夜レッスンしに来ます。次の日だって早いのに、みんな大汗かいて踊ってます。全然手を抜きません。アップから真剣です。私は彼女達からほんとに多くの事を学ばせてもらっています。だって、彼女達が踊る理由は『ほんとに好きでやってる』意外にないからです。十数年と言えば、ヒヨコがニワトリになるまでには十分すぎる時間です。ダンスが踊りたい!教えをやりたい!あれやりたい、これやりたい!完全に脳ミソ容量オーバーな事まで考えていたあの頃から、だんだんと変化して行った私のダンス哲学。私は決して良い指導者ではありません。内面が乱れたら、踊りも乱れてしまいます。言葉も変わってしまいます。何度も何度も迷ってしまいました。でも、それでも木曜日の夜は必ずみんな集まってきます。私もそうです。少なくても、十数年の間はそうでした。私が彼女達に教えている事といえば踊る為の技術のほんのかけらだけ。気がつけば、技術じゃない本当に大事な多くのものを教えてもらっていたのは、何を隠そうこの私でした。ダンス人口が増え、毎日毎日流動的に人が動く中、この木曜日のクラスは何故か平穏です。でも新しい顔はポツリポツリと増え、が、何故か次の週には既に十数年前から一緒にレッスンしていたような感じになってしまいます。だからこのクラス、結局十数年の約半分はメンツが変わってません。ぷぷぷ。木曜の夜は、代々木でタップセッション『足音』!裏・木曜の夜は、日吉でダンス!ははは。
0コメント