閉店

『Club SLAZY The 4th invitation~Topaz~』全公演終了。気が付けば年末。なんとも濃い、充実した二ヶ月でした。立ち上げから参加しているこの作品。怒鳴った数だけ思い入れも深く…。結果、付いたアダ名はまさかの「デビル」。…って、おい。笑まぁ、それはさて置き。実はわたしは、本気でこの作品に出たいと思っています。ハットの被り方なら任せて下さい。いつも振付ながら、よし、この中から誰を引きずり下ろしてやろうか…と、フツフツグツグツいつもその座を狙っています。でも残念ながら女なので、いちおう女なので、出れません。本当に悔しいです。マジです。そう思わせてくれたのは脚本・演出 三浦 香氏の創る作品の力と、そして何よりその世界観を生き生きと走り回るキャストの力。彼等なくしてはこの舞台は成立しない。ひとつひとつのピースが唯一無二。繊細で、ナゾだらけで、クソ真面目でとてつもなくバカで、器用にも不器用にも真剣に戦う彼等の姿を目の当たりにして、わたしがそれに応えないはずがない。ちくしょう。わたしを本気にさせやがったな。そして結果、付いたアダ名はまさかの「デビル」笑。
こちらミスティック(裏方)総動員。作品を愛する、カンパニーを愛する気持ちがセクションの垣根を越えました。ゼロから創り出す面白さ。惜しみなく力を注ぎ、信頼が導く阿吽の呼吸。ミスティックの美学。これが、ものづくりの原点。
Club SLAZYという箱に様々な人が集まって来ます。わたしも、そのうちの一人。創る人、演じる人、それを観る人。この単純な構築を複雑に絡み合わせて明快に打ち出すと、そこに愛がある確率98%。…深い。不快?ふかい。ま、どちらでもいっか。全然関係ないけど、前に『あと20年でなくなる50の仕事』という本を読みました。テクノロジーの発展に伴って失われて行く職業の話。今わたしが携わっている様々は、決して機械にはマネ出来ないから絶対になくならない!!ってことをしみじみ確信する2015年師走。心からの感謝と共に、更なる高みへ。いつか、ミスティック達の宴が誰も知らないところで行われるかもしれないから、わたしはその時の為に今日も開店準備に紛れてこっそり踊りの練習をするとします。その時までしばしのお別れ。またのご来店をお待ちしております!
ありがとうございました!

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當間里美 jazz dancer / tap dancer / choreographer

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