下駄ダンスコンテスト無事に終了しました。このダンスコンテストは今年で7回目を迎えその発端は、近年温泉の街に鳴り響かなくなった下駄の音を蘇らせようという観光協会の方々の熱い思いからスタートしたそうです。その第一回目からゲストアーティストとして出演しているSUJI TAPこと浦上雄二氏。そして今回、彼の発案により新たに結成されたユニットYGSとして、浦上雄二、群青、坂東邦明、私。ピアニストにキンドーさんを迎え、下駄&TAPで約50分のパフォーマンスをして来ました。粛々と鳴り響く下駄の音。コロコロと舞うTAPの音。そこにBEATを添えるカホン&ジャンベ。国境を越えた、厳粛でスリリングな時間。あらゆる狭間を乗り越えて各々が繰り出す空気感。これを極上と云わずして何と言うのでしょう。今回もまた、地元観光協会の方々のアツい思いに負けない程の、アツいパフォーマンスを繰り広げて来ました。そして何より今回の大目玉。ゲスト審査員として参加して頂いた、タップダンス界のゴッドマザー Misumi"Smilie"Yukikoさん。そしてストリートダンス界のレジェンド Be Bop Crew Yoshibowさん。このお二人にお越し頂いた事は伊豆長岡のみならず、全てのダンス界において意味があったような気がします。そしてそれを誰よりも実感したのは私達YGS。お二人から発せられる言葉ひとつひとつに感銘と共感を得、まだまだちっぽけな自分を思い知らされました。ダンスに対する思い、情熱、生き様、思想。その存在自体が後を追う私達の細胞のひとつとなっている事を実感しました。それが何より嬉しくて、何より贅沢で貴重な時間だったと思えてなりません。自分がここに存在することの意味や役割、その答えは自分の中には無いのかも知れません。多くの素晴らしい先人達の存在がきっとその事に気付かせてくれるはずだと。そしてそれが各々の肉体を通して表現される、それがダンスという元々の表現であり会話であり、人間が創る芸術なのかなと、また辿り着いてしまいました。唐突に大袈裟な話かもしれないけど、それはまったく大袈裟じゃないと、今回改めてここに記しておこうと思います。そしてYGSリーダー浦上雄二氏。何度袖で観ていても瞬きする時間を奪われます。同じ足跡は二度と踏まないそのスタイル。追えども追えども消えて行くその足跡。今が重なり未来となる、それが浦上雄二。その瞬間に居れること、奇跡。地元観光協会の皆さん及びスタッフの皆さん、エントリーした下駄ダンサーズの皆さん、お世話になった姫の湯のお母さん、本当にありがとうございました。温泉が本当に気持ち良くてびっくりしました。また是非訪れたい土地です。もちろん道中は極上の音楽と共にセッションで!
p.s イッケン&あべひろし 3位おめでとう!
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