DO DANCE！

十数余年前、『DO DANCE』という作品を振付けしました。最近、その時の事を良く思い出します。あの時流れてた時間や空気が妙に懐かしく、愛おしく、そしてこそばゆくもあります。初めて振付けした作品でした。振付けをやりたくてやりたくて、その時の自分をすべてぶっ込んだ作品でした。荒々しくて、細かくて、スピーディーで、重たくて。頼りはダンサー達のエネルギーのみ。創る方が120％ならダンサー達は200％。その時のエネルギーのぶつかり合いは、たぶん体感した者同士じゃないと分からないかもしれないね（笑）。自分が振付けしたものはその時生み落としたものだから、後からそれをどうのこうの言う事はありませんでした。でも今、初めて振り付けた作品をこうやって改めて思い返すことになったこのタイミングは、自分の中でなんだか必然のような気がしてなりません。時は確実に流れている事を実感するし、すでに自分が同じ場所に居ない事も実感出来ます。でも何故か心があの時の自分を思い出しながら、そして今、とてもいい顔をして笑っています。なんでしょうね。そういう時期ですか？そういう年の功ですか？あれから、住む家も着てるモノもシワの数も（笑）色～～んな事が変わったけど、あ。ひとつだけ変わらないものがあった。DO DANCE！んね！