びっくりするほどシンプルなこのセリフ。でもこれを説明しようと思ったら、きっとどこぞの大学教授でも難しいはず。当然ながら、見た目も違うし中身も違う。社会的には、男の子は『青』、女の子は『ピンク』。なんてね。でも、こと表現の世界ではそれを見た目で決める事は出来ない。だって人間は皆、女性らしさを持ち、男性らしさを合わせ持つから。スカート履いて肌を出してるから女だとか、外股でパワー全開だから男だとか、そんな単純な発想で男女の違いを表現することなんて出来ない。時に女である事、男である事を武器にし、また時に仇になり。そして表現の幅にぶち当たった時に考える。男らしいってなんだろう。女らしいってなんだろう。異性に対する憧れ。好意。また、それに成れないもどかしさ。自分って、何だ?その昔、異性という存在を意識したその瞬間、初めて大人の階段を登り始めたように、自分の中の『男と女』に気付いたその時、表現者としての幅が広がる。男であること。女であること。男と女。リスペクト。
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