叔母バカ

我がビューティー姪っ子の描いた絵が某企業の環境コンクールに入選し、2009年カレンダーの一枚になりました。我がビューティー姪っ子は、若干中学一年生ながら私より身長は高く、私より手足も長く、見た目は完全にビューティOL。趣味は読書。少女漫画から6000円もする分厚い神話まで、その許容範囲はかなり広い。普段から言葉少なく落ち着いた物腰。的確な判断。すでに小学校高学年でクラスの揉め事を担任から相談されることが度々。おかげで今は学級委員。が、本人は目立つのがキライ。物事の本質を鋭く見極め、若干斜45度からモノを見るクセあり。そのため彼女の中では、年に一度運動会でついつい本領を発揮してしまう猫まっしぐらタイプの連中の事は理解に悩むらしい。そして世間では、そんな彼女の事をこう呼ぶだろう。『ナ・マ・イ・キ』。ま、そんな彼女も私にとっちゃビューティー姪っ子。ビューティーは、ほんと。べっぴんさん。いったい誰に似たかしら？そんな家族の中でもちょっと不思議オーラをかもし出す彼女の描いたこの絵。なんてこった。びっくらこいた。やっぱり6000円する本を熟読してるだけあるな。いやいや、なんというか、彼女の頭の中の美しさというか、今まさに猛スピードで色んな事を吸収している中学一年生である彼女の知識や感性、思い、葛藤、願望、それらが溢れ出ているというか。本人はどう思っているか知らないが、なんだか私にはとても美しく見える。絵を通して、彼女自身がとても美しく見える。世間はクリスマス。浮き足立つ世の中を、彼女は今日も斜45度から見ているだろう。メリー・クリスマス。