第4回戦

今日は東京湾の花火大会。浴衣でタップディという企画だったらしく、ペンサコーラはタップダンサーが溢れていました。少し遅れてすごすごと腰を屈め入って行くと、『せんせい…さとみせんせい…』と小さな声が。ん?せんせい?私をココでせんせいと呼ぶのはいったい???目線を落としてみると、声の主はなんと浴衣を着たチビギャング2人。『さとみせんせい。私達といっしょに踊って下さい…!』んまーーなんて可愛いのでしょう!! もちろんよ、もちろん!…え?でも待って。踊るってココで?たいすけさんのピアノで?あれ?えーと、7歳、8歳、34歳…これ、どう考えても私が一番年上よね?あら?まずい展開よ。でもまさか出来ないなんて言えないわ。うんうん。せ、せんせいね、ちょっとこういうの苦手だけど頑張るからね、一緒に踊ろう!うん、そうしよう!と、可愛いギャングのキラキラした目で見上げられ、私は清水の舞台から飛び降りる覚悟を決めたのでした。そして、私の心配をよそに彼女達は立派にタップを披露し、客の心をがっちり掴んでおりました。一方私はそんな二人を見守る母親のごとく、そしてたいすけさんになんとかあの心の叫びが届きますようにと拝み倒しながら、無事(?)一曲を乗り切ったのでした。いやはや、おそるべしチビギャングパワー。しかも私、めちゃめちゃ勉強になってしまいました。子供達に本気で感謝です。
せ、せんせいね、また来月も行くからね、そしたらまた一緒に踊ろうね。いや、踊って下さい。お願いします。ペコリ。

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當間里美 jazz dancer / tap dancer / choreographer

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