クロスオーバー

『TAP DANCE』は読んで字のごとく、TAPするDANCE。置き換えたら、音楽する踊り(?)音楽がメロディーでありリズム、踊りが身体を動かすものだとしたら、タップはその二つを同時にやってのけてる気がする。聞こえてくる音楽が眼に見えないものだとしたら、それを見えるものとして存在させるのが踊り。ひとりで同時にやっているのが、タップダンス。だから、音楽という世界とダンスという世界がクロスオーバーするところ、そこにタップダンスはあるのかなぁ……なんて思う。近いようで偏りがちなふたつの世界を結びつけてくれる存在。じゃぁ、音楽も踊りも出来なきゃタップは成立しないのか?……っていったらそう言う事じゃなくて、音楽も踊りも、技術として捉える前に、もっと自然に、もっと身近に捉える必要があるのかなって。シンプルに。私はダンサーとして、肉体労働担当として、そこを目指したくて、もっと知りたくてタップを始めた。ふたつのものが交わるところ。ふたつのものが。クロスオーバーな、TAP DANCE。

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當間里美 jazz dancer / tap dancer / choreographer

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