公演終了

『Simply full of Tap』が幕を閉じました。会場に足を運んでくれた沢山の方々、スタッフの皆様、本当にありがとうございました。昨日はほとんど寝れず、今ウサギよりも赤い眼でパソコンの前に向かっております。SUJI TAPは本当にヤバいです。自分の出番じゃない時に袖から観ていた私は、まったくもって観客の皆さんと同じ気分。ついうっかり自分が出ている事を忘れてしまいそうでした。なんでしょうね、彼のパフォーマンスには間違いなく『空気』というものが存在します。あっちにもこっちにも自由自在に動く『空気』。どっから出ているのでしょうか。あなたの眼はどこを見ているのですか？あなたの耳はどっちを向いているのですか？あなたの鼻はにおいをかいでいるのですか？あなたの毛穴はひらいているのですか？あなたの足はどうなっているのですか？あなたを突き動かすものはなんですか？タップをやって、自分にとってダンスというものがなんなのか、どうあってほしいものなのか、どうしたいのか、それが少しずつ、ほんの少しずつ分かって来たような気がする。そして今までの出来ない自分と向かい合う事によって、自分に足りないものがなんなのかうっすらと見えて来た。私の五感が、そう言っている。タップダンス。言葉じゃない会話。普段私たちが何気なくしているそれとなんら変わりはない。会話はリズム。テンポ。大きさ。スケール。思い。相手。嬉しいとき、浮きあし出す手足。両手を広げてデカイ空を感じる動作。それを伝えたいと思う。リズムにのせて。タップが教えてくれた。シンプルな伝え方を。『Simply full of Tap』飾らない自分でいるために。